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東京輪舞 4/13大阪公演

2024.4.13 17:30開演 森ノ宮ピロティホール



二回目の観劇。前の方のドセンターだったので覚悟を決めていきました。



一回目の観劇と違うな~と思ったの、やっぱ舞台装置の見え方で、一回目の観劇はどちらかと鳥瞰図的見方ができたので奥行が掴みやすかったのですが、今回は真正面に全てが見えていたので、なんだろう……より部屋!というスケール感で見ていたな。


あと前回マカナちゃんをハカナちゃんと覚えてしまっていたので訂正してお詫び申し上げます。前回の記事は自戒のためにもそのままにしておく。但し書きは追加します。


改めて見てみても伏線回収がちゃんとされていたり、台詞の掛け合いが統一感あって丁寧だったり、滅茶苦茶整理整頓されて分かりやすい舞台だった。計算し尽くされている。



ここから滅茶苦茶ネタバレ



マカナちゃんのことを前回の観劇からずっと考えていたんですよね。他の人々ってまあ生活圏内にいるな~という感じがあるんだけど、マカナちゃんのような生き方をせざるをえない人って見かけない。田舎のくそ狭コミュニティでああいう生き方って多分できない気がする。だから私にとっての東京輪舞の象徴ってマカナちゃんになるんだろうな。最も東京っぽい生き方。

タツヒコさんが「機能不全な家庭で歪んでしまってそういう生き方しかできなくなる(意訳)」みたいなことを言うけどマカナちゃんがまさしくそうなのかな。贈り物という名前の女の子。そんな自分の名前の由来を知る女の子。マダムに「純粋なところが好き」と言ってもらえて嬉しそうにする女の子。世知辛いな……やんなっちゃう。愛を知らない訳じゃなく、愛されていなかった訳でもなく、でも愛を失ってしまったから求めているのかな。


ジャスミンとカイトくんの楽しそうなやり取りもっと見てたいよ~!!!!でもジャスミン色んな罪悪感がありそうだしカイトくんもカイトくんでアレなのでやっぱり長続きはしないんだろうな……。


相変わらず年下大型犬ボンボン性欲有り余り大学院生がクソすぎてクソだったし性欲しかなくてこえーーーってなる。マサくん頭はいいんだろうけど、それしかいいところがなさそう。いや顔も身体もいいけど……。顔と身体と頭の良さが5点満点中5点だとしたら性欲に忠実すぎるところで減点10億って感じ。

あとサヨさんもまあまあ自分だけが可愛くて自分だけが愛されていたいタイプだよなぁと思った。頭でっかちコンビ……。

この二人、エロ本だったら好きなシチュエーションと設定モリモリなんだけどな……質感がリアルすぎるから怖くなっちゃうんだよな。

今回前列寄りだったのでマサくんの香水の匂いを嗅げたんですが滅茶苦茶エッチな匂いがした。


山中夫妻の時の字幕が「愛する」なの滅茶苦茶皮肉。若くて馬鹿で自由な男が好きな自分に酔ってるサヨさんと、一番気持ちいいやり方を知ってしまったタツヒコさん。隠し事がいっぱいだね……。その上で舞台装置のアナグラムが『OR END』なのもうマジで皮肉たっぷり。


タツヒコさんはマキちゃんと会うとき指輪を外して、ジンさんは音くんと会うときやっぱ指輪を外してるんだなぁ、と思った。女性陣が指輪付け外してるとこそういえば見てない気がする。

あと着替え方も人それぞれでマサくんはちょっと乱暴な脱ぎ着をするし、タツヒコさんやジンさんはなんかしっとりとした色気のある感じだったな。


タツヒコさんの元カレエピも欲しいし元カノエピももっと欲しい。酸いも甘いもすぎるというかマジの遊び人の気配がするわね……。ブラックホールみたいな彼女、どんな感じだったんだろう。でもそういう経験があったからこそ、(見下しているわけではないけど)ひどい仕事って形容したんだろうなぁと納得できちゃうんだよな。望まぬ人にとってはどんな仕事だってひどい仕事だもんなぁ。ホワイトカラーにしろブルーカラーにしろ。


マキちゃんのキメてるときの振るまいがかなり男の子っぽくて興奮する。あんなに可愛いのにちんちんついてるんだ……。普段は女の子として振る舞っているのかな、でも多分どちらもって感じで恋愛対象が男性って感じなのかな……。

で音くんは……音くんはどうなんだろう……どこまでマキちゃんと同じなんだろう……。


音くんとマキちゃん、言葉では芸術性の違いにより反発してたけどセッションしたら一気に仲良しになるのアーティストって感じ。一番面白さのあるターンだなと思う。笑わせにきてるもんな。ジングルベール。


ジンさんは何に祈るんだろう。かなり熱心だけどさ~、熱心な分しんどい部分は大きいのかも知れないね。全部飲み込んだ後なんだろうなとは思うけど。大抵の宗教って同性愛にたいして不寛容な印象がある。宗派にも依るか。全部飲み込んだ上で自分はそういう生き方しかできなくて、愛する人に拒絶されきってしまっても仕方がないとは思ってそう。でもマダムに捨てられるとは思ってなさそう。

マダムも元々役者さんだったのかな。仕事のパートナー、人生のパートナーになることを選んだのかな。マダムからジンさんへの愛情深さがすごい。ジンさんを愛しているから分かりたい、でもやっぱり分かることができない惨めさや寂しさ。社会的な不安。

それがマカナちゃんとの出会いで吹っ切れたのなんでなんだろう。マカナちゃんは誰とでも、そこにいた人と幸せになるっていう子だし、理解できないタイプだろうと思うんだけど。でも自分がそちらに飛び込んでしまったことでなにか納得したってことなのかなぁ。あるいは自分だって誰とでも幸せな気持ちになれると思えたのかな。

ところでジンさんとマダムの子の名前聞くたびに裕翔くんを思い浮かべてしまう。ジンさんマジで全てを幸せにしてあげてくれ……。






一番最後捌けるとき、髙木くんがお帰りくださーいって手振りするの面白すぎ。気を付けて帰りまーす。


髙木くんの腹筋と背筋やべーーーーなやっぱ……。あと脛。なんなんだあの脛の美しさ。なめらか。すき。一番好きな脛。双眼鏡持っていけばよかったな、全体見ようと思って持っていかなかったんだけどアキレス腱見たかったな。

⭐️写真

まさかのベガス。

FM大阪さんいつもありがとう。

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